最近では、セクハラ・パワハラの証拠録画や自宅の防犯目的で小型カメラや隠しカメラを活用するケースが増えています。
しかし残念ながら、これらのカメラがトイレなどで不法に悪用される事例もあるようです。
本記事では、違法行為を防ぐための発見方法・対策と、正しく安全に隠しカメラを利用するコツを解説します。
目次
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小型カメラ・隠しカメラの用途と注意点
隠しカメラは、本来、防犯対策や不当なハラスメントの証拠を記録するなど、正当な目的で使われるケースも多くあります。
しかし、「盗撮」など明らかに違法性のある使い方をする人がいるのも事実。まずは、どのような用途が正当で、どこからが違法行為にあたるのかを理解することが大切です。
【要注意】実際に悪用される例と対策方法
トイレや更衣室などのプライベート空間
トイレの便座周りや壁面、物入れや清掃用具などにカメラを仕掛ける手法が報告されています。実際、カメラが小型化しているため、見た目ではわかりにくいのが現状です。
対策:定期的な点検や、見慣れない物体や不自然な光学機器の反射をチェックすることが有効です。黒く小さな穴(レンズ)や小さなLEDの光がないかを注意し、
気になる場合はスマートフォンのライトや専用の探知機を使って確認しましょう。
センサー部や電気配線・換気扇への偽装
音姫(音消し装置)や換気扇など、カメラが仕込まれやすいポイントがあり、特殊な工具で開けなければ分からない場所にセットされるケースもあります。
対策:怪しい配線や、メーカー純正の形状と異なるパーツがないかなどを定期巡回・清掃の際にチェック。怪しい場合は管理担当や専門業者に相談してください。
正しい使い方と設置のコツ(セクハラやパワハラ対策)
ここでは、あくまでも合法的に小型カメラを使いたい人向けに、セクハラやパワハラの証拠記録などを目的とした設置方法の注意点を紹介します。
- 社内でのハラスメント行為を客観的に録画する
- 正当な目的がある部屋(自宅、個人オフィス)にのみ設置
- プライバシーを侵害しない範囲で、録音・録画を実施
具体的な設置例:
・自宅リビングやオフィスデスク周りの防犯カメラとして利用
・あくまで「録画する意図」を明示し、法令に沿った形で設置
隠しカメラを発見するためのチェックポイント
- 専用の電波探知機やカメラ探知アプリを使う
- 怪しい光沢やレンズの反射がないか部屋をくまなく見る
- 見慣れない充電器やコンセントタップに注意
- 家具や小物の向き・位置が不自然でないか確認
もし発見した場合は、速やかに管理者・警察など然るべき機関に相談し、自分で証拠を破壊・処分しないようにしましょう。
まとめ
小型カメラや隠しカメラは、本来、防犯や証拠収集など正しい目的で使われるものです。しかし、その一方で悪用・違法行為が横行している現状も無視できません。本記事では、違法行為の実態と対策を紹介するとともに、あくまでも「正しい使い方」をご案内しました。ぜひ、防犯意識を高め、安全でクリーンな利用を心がけてください。