どういう理由で隠しカメラがばれたのかを考えると、よりバレないように設置するには良い勉強になります。よって、どうしてバレたのかを考察したいと思います。いわゆるケーススタディです。その際に、隠しカメラがバレて表沙汰になっているものは、専ら犯罪であるため、犯罪ニュースのの考察になります。なぜならば犯罪でない限り騒ぎにすらならないためです。しかし、当サイトは犯罪を助長するものではありません。予めご了承ください。
目次
盗撮事件を用いて,隠しカメラがバレた理由の検証1
修学旅行で女生徒を盗撮容疑、青森の高校教諭逮捕
少々古いですが、まずこちらの記事。
修学旅行で滞在中のホテル浴場で自校の女生徒の裸を盗撮したとして、京都府警は13日、青森県立高校の教諭原子真輝(はらこ・まさき)容疑者(26)=青森市蛍沢3丁目=を府迷惑行為防止条例違反(ひわいな行為)容疑で逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。
下京署によると原子容疑者は12日午後9時半ごろ、京都市下京区のホテルの女性浴場の脱衣場で、動画カメラを内蔵した置き時計をロッカーの上に置き、複数の女生徒の裸を撮影した疑いがある。原子容疑者は9日から4泊5日の修学旅行で生徒らを引率し、ホテルに滞在していたという。ホテル従業員が時計を見つけ、防犯カメラの映像などから、原子容疑者を特定したという。
ということです。教え子の女子高生の脱衣を盗撮したということです。
時計が「使用不可」って張り紙?
さて、これで何が一番怪しいでしょうか?置時計をロッカーの上に置くというのも、まあ怪しいといえば怪しいです。
しかしながら一番怪しいのは「使用不可」の張り紙の張ってある時計でしょう。再掲します。
一般的に考えて、時計が止まった際どうします?いちいち使用不可って説明しますか?
確かにエレベーターが動かない、または使ったら事故が起きる、ドライヤーが動かない、または使ったら火が出る、等の場合「使用不可」と書くのは自然です。
しかし、時計が止まって動かなかったらどうしましょう?通常ただの電池切れで、放置というのが一般的ではないでしょうか?
この場合もし、生徒向けに「使用不可」と書いてあれば、生徒は「ああ、ホテルの人の説明か」と思い見過ごすでしょう。
しかしながら、ホテルの人が見た場合どう思いますか?非常に怪しくないですか?
もし仮に「使用不可」と書いていないバージョンだったらどうでしょう?おそらく従業員は「あ、高校生の忘れ物かな?」と思いカメラだなんて疑わないでしょう。
何事も自然さと他者思考が重要という例として利用できそうな事件でした。
この時計型カメラって、こちらのまとめページで紹介している時計型カメラと同じようなものでしょうか?レンズすら見えないのでまずばれないと思いますが…。
いずれにせよ、犯罪には利用しないでください。
隠しカメラの設置に関する、より核心的な「安全な隠し撮り」の方法は以下のnoteを参照ください。