月曜の朝9時、部長の怒声が会議室に響いた。
「お前はいつになったら仕事ができるようになるんだ。3年いてこのレベルか」
8人いる席で誰も顔を上げない。俺だけが標的だとわかっていながら、全員が下を向いている。スマホは机の上に置けない。鞄の中で録音しても、服のポケットでも、こういう閉鎖された空間での音声はノイズだらけになる。転職の話は進めている。ただ、その前に証拠が必要だった——パワハラを認めさせ、和解か訴訟で決着をつけるために。
—— 靴カメラとは、靴のつま先や側面に小型カメラレンズを組み込み、歩行中または着席中に周囲を録画するウェアラブル型隠しカメラの総称。証拠撮影から現場記録まで用途は幅広いが、自作品の実用性には大きな落差がある。
その夜、「靴カメラ 作り方」と検索した。
目次
ダイソーとAmazonで試作した話
2026年1月末の話だ。
小型カメラモジュール(中国製、送料込み1,200円)、革靴のつま先に開けた直径5mmの穴、そこにセロテープで固定したレンズ——完成した「自作靴カメラ」の試し録り映像は、暗くてブレていて、音声は聴き取れないレベルだった。解像度720P以下、バッテリーは45分で切れ、防水でもない。3日かけて作ったものが実用に耐えないと気づくまで1分もかからなかった。
次に試したのは「スマホ録音+靴への固定」だったが、部長は1対1の面談になると必ず「スマホ、机に伏せておけ」と言う。威圧と管理が染みついた男だ。
諦めかけたころ、別の検索ワードに行き着いた。「カメラ 基板ユニット 組み込み型」——そこで出てきたのが、スパイダーズX PRO 4Kシリーズの「Angel Eye」だった。
「基板完成ユニット」という発想の転換
スパイダーズX PRO 4K UT-124W Angel Eye(¥49,800)は、完成された4Kカメラの基板モジュールだ。
靴カメラを自作しようとしていた俺に本当に必要だったのは、「一からカメラを作る技術」ではなく「完成したカメラ部品を、状況に合ったオブジェクトへ組み込む能力」だったと気づいた。レンズ径が極小で広角撮影が可能、4K画質で顔の表情や口の動きまで鮮明に記録でき、長時間駆動に対応している。
俺がやったのはシンプルだ。このユニットを会議に持ち込む書類ホルダーの内側に組み込み、小さなスリットからレンズを向ける。設置時間は15分。接着剤で固定するだけ。書類ホルダーはA4サイズのよくある黒いものだ。
最初に証拠映像が撮れた日、部長が「お前のせいでプロジェクトが死んだ」と言い放つシーンが4Kで鮮明に記録されていた。弁護士に見せたとき「これは使えます」と即答だった。靴カメラの作り方を調べていた人間が最終的に行き着くのは、こういうプロ仕様のモジュールだと思う。
コンセントに差すだけの答え
会議室での証拠は取れた。次の課題は、部長と俺が1対1になる自席周辺だった。
スパイダーズX コンセント型・電源タップ型カメラ(¥29,800)は、見た目が完全にOAタップか充電器だ。デスク横のコンセントに差し込む。電源は壁から供給されるのでバッテリー切れがない。出張中でもスマホからリアルタイムで映像確認できる。「自作靴カメラの電源問題」——あの45分で切れた中国製モジュールの悪夢——がここでは根本から消えている。
俺はこれをデスクの右端に置いた。1週間後、部長が俺の席に来て小声で「あの件、お前が報告するな。わかったな」と言ったシーンが記録された。口頭での圧力。証拠隠滅の直接指示。弁護士への2回目の報告でこのシーンを見せたとき、「訴訟より先に会社が動くと思います」と言われた。
会議室に「植物」を持ち込んだ話
会議室は自分の席ではない。いつ使われるかわからない。設置できるのはせいぜい会議30分前、撤収も終了直後が限界だ。
観葉植物型カモフラージュカメラ CK-016B(¥24,800)は、この課題への答えだった。プラスチックの観葉植物の形をしたカメラで、会議室の棚に置いても完全に「植物」にしか見えない。1080P画質、Wi-Fiでリアルタイム視聴可能、32GBストレージ内蔵。俺がやったのは、月曜の定例MTGが始まる前に会議室の棚にこれを置くだけだ。15秒の作業。
2週間で11回の定例会議を録画した。部長の暴言が日付と時刻付きで記録されている。証拠の量が質を担保する、というのは本当だった。
ティッシュ箱が一番自然だった
デスクにもう一台、念のために設置したのがティッシュ箱型カモフラージュカメラ CK-017B(¥19,800)だ。
日本のオフィスにティッシュ箱は普通にある。誰も二度見しない。動体検知機能があるので、部長が席に近づいたときだけ録画が始まる。Wi-Fiでスマホと連携し、動体検知の通知がリアルタイムで届く。1日に何度もある「部長が俺の席に来た」瞬間だけをピンポイントで記録できた。
証拠集めの終盤、このカメラが「部長が俺の席の引き出しを勝手に開けた」瞬間を捉えた。プライバシー侵害の追加証拠になった。弁護士は「これで事案の性質が変わります」と言った。
靴カメラの自作より先に知っておくべきこと
靴カメラは自作できますか?
技術的にはできる。1,000〜3,000円の中国製モジュールを靴に組み込む作業はDIYの範囲だ。ただし、画質・バッテリー・防水・実用性のすべてで市販の専用ユニットに劣る。自作に費やす時間(最低10〜15時間)と結果のギャップを考えると、スパイダーズX Angel Eye(¥49,800)のような完成ユニットを選ぶ方が合理的だ。
靴カメラや隠しカメラの映像はパワハラ証拠になりますか?
録音・録画された音声と映像は、労働審判・民事訴訟・弁護士との交渉において有効な証拠となり得る。厚生労働省の「パワーハラスメント対策導入マニュアル」でも記録の有効性は認められている。ただし日時・場所・発言内容が識別できるクオリティが求められる。4K画質で顔が判別できる映像は、1080Pより証拠能力の評価が高くなりやすい。
設置がバレるリスクはありますか?
機器と設置場所の選び方による。書類ホルダーへのAngle Eye組み込み、OAタップ偽装のコンセント型、観葉植物型CK-016B、ティッシュ箱型CK-017B——いずれもオフィスの日常風景に溶け込む外観だ。3ヶ月の実使用で、同僚を含む誰一人として気づかなかった。
自作の靴カメラで一番難しいのはどこですか?
電源管理だ。市販の格安モジュールは容量が少なく、長くて2〜3時間で切れる。「録りたいタイミングで電池が切れていた」という失敗が自作派の最大の障壁になる。コンセント型カメラが「壁コンセントから電源供給」という設計になっているのは、この問題を根本から解決しているからだ。
どの機器から始めるべきですか?
状況次第だ。デスク周辺ならコンセント型(¥29,800)、会議室や共用スペースには観葉植物型(¥24,800)、カスタム組み込みが必要なケースにはAngel Eye(¥49,800)。コストを抑えながら試したいならティッシュ箱型(¥19,800)が現実的な入口になる。
4ヶ月後の結果
3月の第2週、会社の人事部に弁護士からの書面が届いた。証拠映像の内容を要約したもので、「パワハラ行為の録画記録が複数存在する」と明記されていた。翌週、部長から直接連絡が来た。「話し合いたい」。
結果として、会社側から異動と賠償の提案があり、俺はそれを受けた。転職活動は継続中だが、今は時間と条件の余裕がある。
靴カメラを自作しようとした夜から4ヶ月。「靴カメラ 作り方」の検索が入口だったが、正解は「完成されたプロの機器を、状況に合った場所に設置する」ことだった。
もし今、同じ状況で「どこかに仕込めるカメラが必要だ」と思っているなら、スパイダーズX PRO 4K UT-124W Angel Eye(¥49,800)から検討してほしい。自作に10時間かける前に、今日中に確認する価値がある。
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※撮影は関連法令を遵守の上、ご利用ください。登場人物・団体は全て架空です。


