以下の本が話題になっています。
「盗撮をやめられない男たち」斉藤章佳扶桑社BOOKS
内容としては、なぜ男が盗撮をするのか?なぜやめられないのか?どのような心理状態なのか?について多角的な視点から記述されています。
一部の内容は当サイトでも取り上げている内容と同じような傾向を含んでいます。
例えば、盗撮防止のポスターは「スマホ」が使われています。主に男が階段やエスカレーターの下から、女性のスカートの中を撮影するという構図です。
絵や動画が怪しい男やスマホ・「野郎」
なんかになっています。
盗撮犯のイメージは、これらのポスターから次のようになります。
怪しい男
スマートフォン
エスカレーター
確かに、怪しい男が、個人的な興味で、エスカレーターで、衝動的にスマートフォンで、スカートの中を盗撮する
というものの防止には役に立ちそうです。この数が多いでしょうから、一定の防止にはなりそうです。
ただ次の場合にはどうなるのでしょうか?
普通の見た目の女
特殊なカモフラージュカメラ
階段・電車内・プラットフォーム・トイレ
こういう場合の盗撮には対応できませんし、上記のポスターのイメージに引っ張られ「まさかそんな人たちが盗撮なんてするわけない!」と考える人が増えることで、ますますこう言った特殊なカメラが悪用された場合の盗撮は発覚が難しくなっている可能性もあります。
例えば以下の指摘です。
駅構内に貼ってある「痴漢は犯罪です!」というポスターを見て、「俺がやっている行為は、すれ違いざまにわからないように触るだけだから犯罪ではない」と考え、「スマホで撮るのは盗撮ではない」と言わんばかりの言い分です。
(10)(「盗撮は犯罪」というポスターを見て)俺のやっているのはスマホで撮るだけで、デジカメや小型カメラを使うわけではないから犯罪ではない。
本当に都合のいい捉え方ですが、悲しいかな、これが彼らの目に映る現実なのです。また、この認知の歪みは、痴漢加害者にも見られるものでした。
ほかにも、「のぞかれやすい建物にした建築士のほうが悪い」というのもありました。 加害者臨床の現場に長年関わっている専門家の私ですら、このような認知の歪みに唖然とすることがあります。
しかし、おそらく盗撮対象は男もいますし女もいます。
特に銭湯や更衣室などは同姓が撮影していることでしょう。
男湯には監視カメラが設置されており、映像は見られないにしても撮影されている傾向はあるようです。
しかしながら女湯では問題になっているようです。
しかし肝心な女湯や女子更衣室の撮影はおそらく女性がやっているはずなので、これらの防止には至りません。
目次
防犯対策法
盗撮に悪用されるカメラは小さく、特殊なものです。当サイトでも証拠撮りにおすすめしているようなカメラも、悪用される可能性があります。こう言ったカメラです。

まず、マスクなどで顔を隠しておきましょう。これで誰だかわかりにくくなります。また、無地の上着を着るなどして服装を眩ませましょう。これでますます誰だかわかりにくくなります。これであれば仮に撮影されたとしても、被害は少ないでしょう。盗撮で検索をすれば膨大な量の動画や画像がヒットしますので。
どういう理由で隠しカメラや盗撮がばれたのかを考えると、パワハラやセクハラ対策の証拠どりにとって良い勉強になります。ケーススタディとして、どうして隠しカメラや盗撮がバレたのかを考察・検証したいと思います。この際隠しカメラがバレて表沙汰になっているものは、専ら犯罪であるため、主に犯罪ニュースの考察になります。なぜならば、犯罪でない限り、隠しカメラがバレたとしても騒ぎにすらならないためです。
さらに隠しカメラによる被害を防止するための防犯対策を行う際には、犯罪の手口を詳細に知る必要があります。手口を知らないで行う対策は、非効率で意味がないものになりがちです。防犯のためにも方法や手口を詳細に知ることは重要となります。しかし、当サイトは犯罪を助長するものではありません。
製作及び撮影については、自己責任において法律に遵守した適切なお取扱いにご注意ください。当サイトではいかなる責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。